Tuesday 1 December 2009

馬から学んだこと

私は馬が好きですから、今東京馬術倶楽部で仕事をしています。これはボランティアの仕事ですが、おかげで週二回無料の乗馬レッスンが受けられます。
馬小屋を掃除したり、馬を洗ったりすることは私の責任です。でもいろいろなお客さんや新しい人と話せますから、面白い経験がたくさんあります。

この仕事を通して、多くの大切なことを学んでいると思います。
まず、スポーツでさえ、国によってやり方が違います。あなたの国のやり方に慣れているからといって、それは一番いいやり方や唯一の方法だというわけではありません。例えば、仕事を始めたときに日本での馬の乗り方はイギリスと違うことに気がついて、最初は、私は「この方法が間違っていて、ちょっと変だ」と思いました。でもこの意見を述べるわけにはいきませんでしたから、思い切って新しい方法を使って、乗ってみました。まもなく、もっと乗りやすくなってきて、複数の方法があるのが私にはわかりました。

また、私は東京馬術倶楽部で働き始めて二ヶ月になりましたから、日本の馬産業をとりまく態度や雰囲気が違うのもわかります。
イギリスで、馬に乗る人々は気障な態度をとるとよく言われています。それはいつも本当ではありませんが、イギリスの馬の世界ではイメージや地位がとても大切なことですから、そっけない人がおおいのではないでしょうか。だから、自分の馬がいない人や初心者は時々軽蔑されます。
馬の種類もこの悪い態度の原因になることがあります。
例えば、去年私はイギリスの馬術倶楽部の大会に参加して、ポニーに乗りました。大会の前に、ある女性が「そのポニーはドンキーに似ている。大会が全然できないよ」と言いました。
実は、そのポニーはショジャンピングが本当に上手でしたが、サラブレッドではありませんから、笑われたのです。
しかし、東京馬術倶楽部で仕事を始めて以来、このような態度をとる人に全然会っていません。多分どこに行ってもそっけない人がいますが、イギリスの乗馬施設と比べて日本にはとてもいい雰囲気があります。
子供の頃は週末に地元の乗馬施設で手伝ったこともあります。時々、スタッフは争ったり互いの悪口を言ったりしました。でも東京馬術倶楽部でみんなは仲良くやっていて、私を快く迎えてくれました。

また、イギリスで多くの人は「外国人にとって、日本の職場に入るのは難しいだ」と言います。大きな会社について私はあまり知りませんが、仕事を見つけ東京馬術倶楽部に入るのは難しくなかったです。もちろん、言葉の壁があって、とくに日本語の馬術の専門用語は大変です。でも、みんなは馬が大好きだからこそ、はやく働きやすくなりました。

このように、私は東京馬術倶楽部で仕事をすることによって、たくさん大切なこのがわかるようにになりました。
イギリスと日本の文化は違っていて、乗馬でも相違がいっぱいあります。初めてはちょっと変でしたが、今その相違はいいことだと思います。私の国で馬が好きな人のステレオタイプが多いですが、日本ではそのステレオタイプは当てはまりません。
さらに、現在日本の職場についてのイメージは一般化されすぎているのではないでしょうか。だから今は「本を表紙で判断してはいけない」という諺は本当に大切だと思っています。

No comments:

Post a Comment