留学をしていた間、私は乗馬をしたかったのですが、このスポーツは日本では珍しくそのためそれにかかる費用が高すぎました。だから、東京乗馬倶楽部で厩務員として働いていました。
それは、ボランティアの仕事でしたが、そのおかげで週二回無料の乗馬レッスンを受けられました。
多くの面白い人に会って、そして日本の職場を経験することができましたから、私にとって、本当にすばらしい体験でした。今日は、その体験から学んだこと、そして日本の乗馬倶楽部とイギリスの乗馬倶楽部の違いについて書きたいと思います。
馬房を掃除したり、馬を洗ったり、手入れをしたりすることは私の仕事でした。この仕事を通して、大切なことをたくさん学んだと思います。
まず、言葉だけでなくスポーツでさえ、国によってやり方が違います。自分の国のやり方に慣れるからといって、それは一番いいやり方や唯一の方法だというわけではありません。
例えば、仕事を始めたとき、日本で馬の乗り方がイギリスとちょっと違うことに気がついて、最初は「この方法が間違っていて、変だ」と私は思いました。しかし、自分の意見を強く主張するわけにはいきませんでしたから、思い切って新しい方法を使って乗ってみました。まもなく、もっと乗りやすくなってきて、色んな方法があるのが私にわかりました。
馬の乗り方や世話に関しては、違いがたくさんありました。
例えば、日本の乗馬倶楽部で、多くの馬はもともと競走馬でしたから、号令が違います。このような馬はテンションがありますから、より気をつけたほうがいいです。乗馬の道具なども違って、新しいスタイルに慣れるのに時間がかかりました。
また、日本の馬産業を取り巻く状況や雰囲気が違うのもわかりました。
イギリスで、馬に乗る人々はお高いとよく言われています。それはいつも本当ではありませんが、イギリスの馬の世界ではイメージや地位がとても大切で、お高い人が多いと思われているのではないでしょうか。
多分、どこに行っても、このような人がいますが、イギリスの乗馬倶楽部と比べて、日本ではとてもいい雰囲気があり、東京馬術倶楽部でみんなは仲良くやっていて、私を快く迎えてくれました。
多くの人は「外国人にとって、日本の職場に入るのは大変だ」といいます。大企業について私は全く知りませんが、仕事を見つけ、東京乗馬倶楽部に入るのはあまり難しくなかったと思います。もちろん、言葉の壁があって、特に日本語の馬の専門用語は大変でした。でも、みんなは馬が大好きだったからこそ、はやく溶け込めました。
このように、私は東京乗馬倶楽部で仕事をすることによって、たくさん大切なものがわかるようになりました。
イギリスと日本の文化は違っていて、乗馬でも相違がたくさんあります。初めてちょっと変でしたが、今その相違はいいことだと思います。
私の国で馬が好きな人はステレオタイプが多いですが、日本でそのステレオタイプはあてはまりません。
さらに現在の日本の職場についてのイメージは一般化されすぎているのではないでしょうか。だから、「本を表紙で判断してはいけない」ということわざは本当にそのとおりだと経験を通じて実感しました。
私は東京乗馬倶楽部で多くの優しい人に会ったり、すごい馬にたくさん乗ったりしましたから、生きている限り、この経験を忘れることはないでしょう。
Friday, 14 January 2011
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